4.システムが完備している区分所有に特化する
毎月、日本円の現金を家計に入れてくれる投資の王道は賃貸不動産だと、
私は考えています。
最近の不動産投資は、一棟ものの土地付きアパートの経営が流行です。
投資家の手腕にもよりますが、
ワンルームマンションなどの区分所有と土地付きアパートを比較した場合、
アパートの方がはるかに有利な展開が可能となります。
アパート投資は、利用価値のある土地を探し、
建物と設備の利用者にお金を払って頂き、
最後には土地をただで手に入れることができます。
中古ワンルームマンションは、
個別の事情によって割安に買える都市空間の区分所有権を探し、
立地と利便性の利用価値にお金を払って頂くものです。
建物は耐久消費財ですから、
最後に手元に残るものは何もない、と考えた方がいいようです。
それを知りながら、私がワンルームマンションへの投資に特化する理由は、
これが自分に一番合っていると考えたためです。
本業のエンジニアの仕事をおろそかにしないためには、
自分の時間とエネルギーを本業へ注力する必要があります。
徹夜することも休日勤務もあります。
ハイテク技術の革新に伴う専門技術の進化や、
ニーズの変化に伴う周辺知識の勉強に、
プライベートな時間を割くことも必要です。
海外でのビジネスで言わザル・聞かザルでも困りますから、
苦手な英語の勉強も不可欠です。
少ない手間でできる不動産投資はないものか。
そう考えるうちに、私の投資対策は、区分所有、
つまりワンルームマンションに絞られていきました。
ワンルームマンションへの投資は、仲介売買、賃貸管理、
維持修繕などをプロにアウトソーシングして、
時間と手間をかけずに運用できるシステムが完備されているからです。
完成されたパック商品に例えることができましょう。
そんなパック商品への投資で儲けが出るのかどうかは、
本文で詳しくご紹介します。
ここ数年、沢孝史さんの「お宝不動産」のセミナーを通じて、
多くのアパート経営者の皆様にお会いしました。
そこで感じたのは、成功者は時間と手間を惜しまずよく研究し、
心血を注いでご自分のアパートをオリジナル商品に育て上げ、
賃貸経営しているということです。
アウトソーシングしている場合でも、
各分野のプロのパートナーとの間に、
時間をかけて築いた信頼関係をお持ちでした。
対照的な例として、予期せず親族からアパートを相続し、
持て余しておられる事例も散見されます。
また、知人のマンション投資家が、
遠方のアパートを購入した場合もうまく行っていないようです。
どうやら、システムが整備されていない人任せの出来合い経営なので、
コストがかかる割には差別化できず、
空室を埋めるために家賃を下げていき、
利益が出ないので付加価値を付けられない、
という負のスパイラルにはまったようです。
つまり、アパートは鍛えて磨くほどに魂が入り、
切れ味が増す日本刀に例えることができます。
名人の手にかかれば、名刀となり付加価値が増します。
一方、素人が持ち、魂の注入をサボれば、全体が錆びつきます。
これに比べ、ワンルームマンションは簡単に一定の切れ具合を確保できる、
安くて便利なカッターナイフだといえましょう。
管理システムに従って、切れなくなった刀を折っていくだけで、
いつでも安定した切れ具合を確保できます。
しかし、いつかは刀が短くなって無くなるものだということを、
認識しておかなければならないでしょう。
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