投資を始める前に目標を立てる
もうひとつ、入口を入る時に、自分の目標を立てておくことが、
非常に大切だと思います。
サラリーマンを本業として、不動産はあくまで「投資」として行うのか?
あるいは、不動産投資を自分の本業ととらえて「事業経営」として行うのか?
という見方です。
これは税務申告面でどうするかというよりも、
実務的なとらえ方としてどうするか、という問題です。
サラリーマンが不動産を運用する場合、
それを本業と考えれば、自分の時間やエネルギーを仕事より不動産経営の実務へ注力し、
可能な限り時間効率を上げて規模も追求する方法を選択できます。
一方、「本業はあくまでサラリーマンで、不動産投資は本業を補うもの」と考えるなら、
自分の力を勘案しながら、
本業に差し支えない方法を選ぶ必要があります。
不動産投資へのめり込み過ぎて、本業がおろそかになっては本末転倒です。
個人の価値観によって、単純にお金の大小だけで割り切れない部分もあると思いますので、
よく考えておきましょう。
最近は社会情勢が激しく変化して、
かつて個人農業や林業が専業では立ち行かなくなったように、
サラリーマンも業種や職種によっては同じ運命にさらされています。
世の中や会社の仕組みが変化にマッチしなくなっているといえます。
とはいえ、サラリーマンが副業をもつのは難しい現実があり、
かといって、いきなり独立起業するのもリスクが大きすぎます。
私の場合、前述のように本業のサラリーマンの仕事を安心して継続でき、
家族を守るためのものとしてマンション投資を考えています。
ですから無理をしないことがまず優先です。
本業に差し支えない範囲で、
失敗のリスクを最小限にするため良い物件を選別して現金購入し、
着実にキャッシュフローを積み上げることが主眼です。
もちろん、決算期ごとに決められた業績ノルマを必達したり、
さらにそれを毎期必ず伸ばしていったりする必要もありません。
今のところは生活していくのに給与だけでまかなえます。
ですから、投資の規模も、上がってくる収益が「自由に使えるお金が毎月100万円、
それにプラスして、物件の老朽化を補うのに再投資するためのキャッシュフローが年間1000万円」
といったあたりが最大だと考えています。
この額が達成できれば、万が一、再び突然サラリーマンの職を奪われるようなことがあっても、
生活費と再投資の資金が確保できることになります。
(現時点では、10年かかって目標値の約半分といったところが実情です。
今後は複利の資金規模の効果もあり、多少加速できるかもしれません。)
ことがお金となると、人間の欲望は際限なく自己膨張しようとしますが、
その限界を見極めるのは、投資10か条の「まず生き方を考える」に帰着してくると思います。
ですから、不動産を事業経営として短期独立を目指したり、
他の事業の基礎とするために期限を切って資産規模を拡大するなどは想定していません。
もし読者が、これ以上に大きな目標を達成したいと希望する場合には、
私の手法では難しいでしょう。
不動産投資の手法は様々ですので、
さらに多くを望む方は研究を重ねて、ぜひ別の方法をあみだしてください。
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